皆さん、こんにちは! CWB Indiaの岩崎安奈です。
今回は あだ名が面白い、シャイなペーパーオーナメントをご紹介しましょう。
ホワイエでペーパーオーナメントというと、カシミールのペーパーマッシュ製品を指すのですが。
溶かしてパルプ状にした紙で球形などのオーナメントをつくり、漆由来の顔料で絵付けをしたものです。刺繍と並び、カシミール地方で独自に栄えてきた伝統工芸の1つです。
手描きの繊細な模様が美しく、漆の自然で上品な光沢が優しい。大切に受け継いでいってもらいたい素晴らしい技術です。
岩崎的には、青系の色がすごく映えて綺麗だと思います。こういったオーナメント商品は、クリスマス向けに購入されるお客様が多いので、テッパンは赤系やゴールドなのですが。。。
青が!!私はおすすめです!!!
カシミールの伝統工芸は、15世紀ごろにペルシアから入ってきた職人たちから もたらされたのが始まりと言われています。
ペーパーマッシュは、ちょうどその頃カシミールで発展がめざましかった製紙産業に伴い、おしゃれなペンケースや、おしゃれなブックジャケットといったステーショナリーの需要が高まり、そこで活躍した工芸美術でした。それが時代とともに、さまざまな家具や小物入れや装飾品へと、アイテムの幅を広げてきたのです。
これまでにホワイエが開拓したペーパーマッシュ生産者には、シャイなペーパーオーナメントの他、元祖ペーパーオーナメント、フレンドリーなペーパーオーナメント、老舗なペーパーオーナメントなど、色々な(あだ名の)生産者がいます。
皆それぞれ微妙に違う特徴があったり、得意技があったり、奇抜なセンスがあったりして面白いです。
その中でこちら、シャイなペーパーオーナメントは、その名の通りシャイで口数が少なく、あまり目も合わせてくれないような寡黙な男性が窓口なのですが、シャイな割には営業がゴリゴリでグイグイで、そのギャップにやられてしまった!!というのが、今回抜擢された一番の決め手です。
人間だもの!
なお、私の一番のお気に入りは、こちらの素朴な表情が可愛いハートサンタです!
CWB India 岩崎安奈